さまざまな営業
今年は夏祭が開かれた町内会も多かったのではないでしょうか。
そのときはどの町内会も「寄付」の依頼があるものです。ですから積極的に寄付されることをおすすめします。できれば寄付者氏名を事務所名でされてはいかがでしょうか。これもりっぱな営業なのです。
私どもの自治会では金銭のみでなく、酒類、清涼飲料水も「奉納」しています。これもやはり営業のひとつです。
しかし、寄付したからと言ってすぐに依頼が来る、というものではありません。だからと言って何もしなければそれこそ1件の依頼もないでしょう。3年先のためのケイコ、です。
私は自治会役員(17年)を引き受けました。その上で寄付をして活動するわけですから、なかなか大変です。しかし役員をし寄付をし地道に行っていれば、会員の皆さんの中にはよく見ている方は必ずいるものです。そのような方の中から依頼者というものは自然と生まれてきます。
過度の期待はできませんがやはり役員活動も永く継続することがたいせつです。
町内会は以上のように役員活動を続け、寄付をすることがたいせつですが、では親類、知人などへはどのように対応するべきでしょうか。そちらも寄付、というわけにはゆきません。
効果的と思われるものは夏の暑中見舞、冬の年賀状でしょう。しかし、これらも判で押したような内容ではほぼ記憶に残らないと思われます。やはり個性が必要です。自分の周囲に起きたこと、なかなかいい事例だと思われたこと(新聞記事でもよい)、などをメモしておくことをおすすめします。
今年のように猛暑が続くと、ついそのことばかりを書いてしまいがちです。そのような内容では皆さんがもう飽き飽きしています。他の何かをさがして書くことをおすすめします。
ネタはそう簡単には見つからないかも知れません。これは、という題材があれば、ぜひメモしておいてください。そのときは使えなくてもやがてぴったりのネタと思えるときが来ます。
ずいぶんと気の長い話のように思われるかも知れません。しかし、営業とはそのようなものと考えてください。百発百中、これさえすれば、などというものはないものと考えてください。
私の場合は「ネコ俳句」を必ず作ってあいさつ状の最後に添えています。だからと言ってそれだけで依頼が来るわけではありません。しかし、これも継続、あれも営業です。やめてしまえばそれまでです。
ハーモニカが得意な方がいらっしゃいます。これも見事な営業です。皆さんも何か個性的な分野を見つけて、営業に結びつけてください。効果的な営業があればそれも教えてください。よろしく。
塾長 黒 田 広 史